パッケージデザインQ&A
パッケージデザインが果たす役割とは?
パッケージデザインの基本的な役割は、商品の魅力を短時間で伝えることです。消費者が店頭で商品を見る時間は3秒程度と言われています。その短い時間の中で商品の魅力を伝え、トライアル(初回購入)を実現させることがパッケージの役割です。
いいパッケージデザインとはどういうものか。
パッケージを評価する際に、次の4つの軸を考えましょう。
1.目立つかどうか(視覚吸引力があるか)
2.らしいか(カテゴリーに求められる基本機能が表現されているか)
3.コンセプトが伝わっているか(商品の特徴・差別化のポイントが表現されているか)
4.アイデンティティがあるか(デザインの中に長期にわたって資産となるアイデンティティがあるか(カラー、ロゴ、レイアウトなど))
パッケージデザインの相場はいくら位か。
依頼する会社や事務所によって様々です。フリーのデザイナーなら数万円で済む場合もありますが、代理店や著名なデザイナーになると数百万円かそれ以上の場合もあります。ご予算に合わせて方法を選ぶのが良いでしょう。
パッケージデザイン会社は何社位あるのか。
正確な数は分かりませんが、パッケージデザイン協会に参加している法人・個人が合わせて約800社あります。その他、協会に参加していない事務所もありますので、合計で1000社以上あると思われます。
デザイン会社を選ぶ時に重視すべきポイントは何か。
もちろん予算は重要なファクターになりますが、デザイン会社に何を求めるのかによって選ぶべき基準が変わってきます。
・デザイン力(訴求点をイメージ通りにビジュアルにする力)のみを求める場合
→ デザイナーのテイスト・過去の作品
・ディレクション力(訴求点を磨き上げて、表現の可能性を創造する力)を求める場合
→ 一つ一つの仕事との関わり方、共通する表現や訴求の考え方
・コンセプト力(技術・スペック・荒削りのコンセプトなどからベネフィットや訴求点を探し出す力)を求める場合
→ 過去の仕事との関わり方、プロジェクト経験、規模
コンペがいいか一本釣りがいいか。
どちらか一方だけでは限界があります。シチュエーションに応じた組み合わせが重要です。例えば、予算に余裕があるときや幅の広いデザインを見たい時にはコンペを、明確なイメージがある時には安心できるデザイン会社1社に依頼するというような形が良いでしょう。
いいオリエンテーションをするためにはどうすればいいか。
オリエンテーションで特に重要となる項目は次の6点です。
1.ターゲット(どういった人たちがどんな意識や消費行動をしているか)
2.企画の背景(なぜこのターゲットを対象にした商品を出すのか)
3.商品コンセプト(ターゲットにどんな幸せをもたらすのか)
4.競合商品(市場にはどんな商品がどんな価値を持って存在しているのか)
5.商品特徴(物性面の特徴&顧客にとってのメリット)
6.商品名(なぜその商品名なのか)
イメージ通りのデザインが出てこないことがある。避けるにはどうしたら良いか。
デザイン完成までに一度手書きレベルでの打合せをすると良いでしょう。また、写真などでデザインのイメージをビジュアルで伝えるとデザイナーとイメージがずれるリスクは少なくなるでしょう。
パッケージデザインの調査をする時に注意すべきポイントは何か。
パッケージ調査で最も大切なことは、伝達したいメッセージがきちんと伝わるパッケージになっているかどうかを確認することです。単純に使用意向や好意評価が高いものを良いデザインとするべきではありません。どの質問項目が低かったら修正が必要で、どれくらいのスコアならOKなのか、調査をする前にあらかじめ決めておきましょう。